おしゃべりサロン/タートルMLなどからの話題

ページ更新日: 1998.6.20

このコーナーでは、タートルMLなどで話題に出たことを載せていきます。

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 1998/05/20までに出た話題
 1998/03/28までに出た話題
をお読み下さい。


目 次


視覚障害リハビリテーション協会研究発表大会プログラム

》Subject: [turtle:1079] 視リハ研究発表大会プログラム
》Date: Tue, 16 Jun 1998 23:56:42 +0900

第7回 視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム
日程:1998年6月27日〜28日
会場:障害者職業総合センター(住所:〒261 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-3)
http://www.nivr.jaed.or.jp/index.html
●東京駅よりJR京葉線40分、海浜幕張駅徒歩15分
●営団地下鉄有楽町線新木場駅より京葉線25分、海浜幕張駅徒歩15分
●西船橋駅から武蔵野線、南船橋駅より京葉線8分、海浜幕張駅徒歩15分
●JR総武線幕張駅、京成線幕張駅より徒歩25分

<プログラムの概要>

1日目:27日 土曜日
1 シンポジウム(講堂)
2 総会(講堂)
3 グループ討議紹介(講堂)
4 口頭発表1(講堂)
5 口頭発表2(講堂)
6 口頭発表3(講堂)
7 グループ討議(当日発表)
8 懇親会(ジュン&BEER)

2日目:28日 日曜日
9 口頭発表4(講堂)
10 口頭発表5(講堂)
11 実習・演習紹介(講堂)
12 実習・演習「ビームライフル」紹介&長野パラリンピック体験談(講堂)
13 実習・演習1 ビームライフル体験(アリーナ)
14 実習・演習2 レッツダンス!(講堂ステージ)
15 実習・演習3 さあ、手織を楽しもう!(303室)
16 地域活動支援事業ポスター発表(301室、302室)
17 ポスター発表A(301室、302室)
18 ポスター発表B(301室、302室)

福祉機器展示会
27日(土) 12時から17時
28日(日) 10時から15時
場所:アリーナ
入場無料(会員外も入場可)
機器情報冊子を実費販売

<日程の詳細>

6月27日(土)

受付 9時30分〜
(参加するグループ討議を登録してください。)

1 地域活動支援事業シンポジウム(講堂)10時00分〜11時00分
司会 鳥取県立積善学園村上富子
静岡県立静岡盲学校久田まり子
 地域活動支援事業は、3年間の実験プロジェクトを終了いたしました。この3年間の実践を通して、視覚障害リハに関心のある人たちが「元気の素」を得ることができたと思います。支援を受けた地域の方からの活動の内容や意義をディスカッションするシンポジウムです。

2 視覚障害リハビリテーション協会総会(講堂)11時00分〜12時00分

3 グループ討議紹介(講堂)12時00分〜12時10分

昼食 12時10分〜13時10分
(講堂は飲食禁止です。お弁当を持参する方は、ロビーなどで食べてください。)

4 口頭発表1(講堂)13時10分〜14時00分
口頭1.北九州市内19病院眼科における視覚障害者実態調査 第2報 視覚障害者の日常生活状況
北九州視覚障害研究会高橋 広

口頭2.産業医科大学病院眼科における職業的リハビリテーション
国立福岡視力障害センター山田 信也
産業医科大学眼科高橋 広

5 口頭発表2(講堂)14時00分〜15時05分
口頭4.視覚障害児の視覚補助具
愛知視覚障害者援護促進協議会(本郷眼科)高柳 泰世
愛知視覚障害者援護促進協議会(名古屋市総合リハビリテーションセンター)原田
 良実

口頭5.「視反応発達遅滞」乳幼児における追視反応成立の諸条件
愛知県心身障害者コロニー中央病院視覚障害児訓練室今野 正良、三宅 智子、渡邊 文章
愛知県心身障害者コロニー中央病院視覚障害児訓練室 眼科唐木 剛

口頭6.視力とコントラストポラリティ効果の関係
産業医科大学眼科学教室井上 久美、塩冶 愛、周 正喜、高橋 広
国立福岡視力障害センター山田 信也

口頭7.弱視の見え方シュミレート
山梨県立盲学校酒井 弘充、鈴木 あかね

休憩 15時05分〜15時10分

6 口頭発表3(講堂)15時10分〜16時00分
口頭8.視覚情報遮断下で電車の動静がどのくらい正確にわかるか
成蹊大学近藤 功、太田 亘、佐々木 紀子、山崎 清文、大倉 元宏
東京都視覚障害者生活支援センター石川 充英

口頭10.視覚障害者の白杖歩行訓練中における「つまずき」に関する研究
広島県立盲学校重岡 伸治
広島大学学校教育学部山梨 正雄

移動、休憩 16時00分〜16時10分

7 グループ討論(当日の登録状況によって部屋を決定します。)16時10分〜17時40分
討論1 中途視覚障害者に対する初期相談と支援活動の在り方を考える 〜今の仕事、今の生活を大切に〜
座長:タートルの会工藤 正一

討論2 地域リハビリテーション
座長:国立福岡視力障害センター山田 信也

討論3 地域活動支援事業の今後―相互支援体制とスタッフ養成を中心にー
座長:東京都盲人福祉協会金沢 真理

討論4 MNREAD-J:ロー・ビジョン・サービスのための読書チャート
座長:東京女子大学小田 浩一

8 懇親会18時00 分〜20時00分

6月28日(日)

受付 9時30分〜

9 口頭発表4(講堂)10時00分〜10時50分
口頭11.視覚障害女性と関西盲人ホーム
関西盲人ホーム山口 規子

口頭12.白い杖のつどい
大阪市身体障害者団体協議会速水 洋

口頭13.青森市身体障害者ディサービス事業「視覚障害者用歩行訓練」への取組
青森県立盲学校工藤 幸雄、齊藤 千香子
青森市盲人福祉会内田 利男

10 口頭発表5(講堂) 10時50分〜11時40分
口頭14. 視覚障害者の歩行環境バリアフリー化に関する研究 −その5 歩行訓練士と盲学校教師の取り組みと意見−
東京都立保健科学大学野村 みどり
女子美術短期大学横山 勝樹

口頭15. 視覚障害者の歩行環境バリアフリー化に関する研究 その8.スウェーデン・ヨーテボリ市における音響信号の現状について
日本大学短期大学部吉野 泰子
日本大学理工学部関口 克明
東京都立医療技術短期大学野村 みどり
(株)日立製作所屋敷 知

口頭16. 視覚障害者の歩行環境バリアフリー化に関する研究 その9 スウェーデン ヴェステロース市におけるまちづくり
株)日立製作所屋敷 知
東京都立保健科学大学野村 みどり

11 実習・演習紹介(講堂)11時40分〜12時00分

12 実習・演習「ビームライフル」紹介&長野パラリンピック体験談(講堂)12時00分〜12時30分

昼食 12時30分〜13時20分
(講堂は飲食禁止です。お弁当を持参する方は、ロビーなどで食べてください。)

13 実習・演習1「ビームライフル体験」(13時20分〜14時40分 アリーナ)
国立塩原視力障害センター鈴木 かつこ
長野県立松本盲学校渡辺 孝次

14 実習・演習2 「Let‘s Dance!!」社交ダンス、サンバダンス(14時50分〜16時00分 講堂ステージ)
埼玉県総合リハビリテーションセンター水田 靖士
弱視者問題研究会増山 由紀子

15 実習・演習3 「さあ、手織りを楽しもう!」(16時00分〜17時10分 303室)
国立身体障害者リハビリテーションセンター秋山 静江、河野智子

16 地域活動支援事業ポスター発表(13時40分〜14時20分 301、302室)
地域活動1.肢体不自由養護学校における「見る」ことのニーズの大きさ
東京都立村山養護学校小低部奥山 敬

地域活動2.岡山県における視覚障害リハビリテーション実現へ向けての歩み
岡山大学医学部眼科学教室(「岡山県中途視覚障害を考える会」副会長)
守本 典子

地域活動3.あい・ネットワーク新潟「視覚障害のある子供たちと家族のためのサマーキャンプ」
あい・ネットワーク新潟斎藤 初江

地域活動4.鳥取視覚障害リハビリテーション研修会
鳥取県立積善学園村上 富子

地域活動5.ボラントピア IN のと 〜視覚障害者とのふれあいを通して〜
国立能登青年の家中川 庄平

地域活動6.関西盲導犬協会"Enjoy Walking Day"における地域活動支援
関西盲導犬協会久保 ますみ

地域活動7.静岡視覚障害リハビリテーションフォーラム98
静岡視覚障害者福祉推進協議会(静視協)石光 和雅

地域活動8.弱視教室(アイリス教室)サマースクールの取り組み
京都市立新道小学校 松井 眞弓、林 聡、金田 祐子
京都市立呉竹養護学校中東 朋子

地域活動9.本校における視覚障害疑似体験学習
横浜市立神奈川小学校日向 昌子

地域活動10.「弱視シュミレーションメガネを使った疑似体験」 〜近畿盲ろうあ難聴(幼)児施設協議会 近畿ブロック研修大会に参加して〜
日本ヘレンケラー財団盲児施設平和寮保母山村 朗子

地域活動11.鹿児島パソコン講習会
鹿児島県点字図書館良久 万里子

地域活動12.子供たちも楽しむ京都視覚障害教育フォーラム
京都ライトハウス石田 全代
京都府立盲学校二井 弘泰
京都市立呉竹養護学校中東 朋子

地域活動13.神奈川サマーパソコンセミナー
川崎市立下沼部小学校坂下 恵子
横浜市総合リハビリテーションセンター大場 純一
慶應義塾大学中野 泰志

地域活動14.長崎視覚障害を考える会「盲ろう疑似体験」
長崎県立心身障害児療育指導センター永井 和子

地域活動15.弱視児の理解を図る校内人権教育研修 −通常の小学校での取り組み−
横浜市立並木第一小学校小川 育子
慶應義塾大学中野 泰志

地域活動16.弱視シミュレーションメガネを使った疑似体験
光道園杉本 博

17 ポスター発表A(14時30分から15時10分 301、302室)
A1.タクタイル・オーディオ・グラフィックシステムを利用した点図作成について
岩手県立盲学校教諭根反 一人、山田 毅

A2.弱視者のVDT作業における2画面ワイドテレビの活用
成蹊大学山崎 清文、立川 裕、大倉 元宏
障害者職業総合センター岡田 伸一

A3.視覚障害のある鍼灸師・患者間コミュニケーション
福岡大学医学部公衆衛生学教室井上 晴豪

A4.武蔵野市における視覚リハサービスについて 〜1年10ヶ月間の実績報告から〜
武蔵野市役所障害者福祉課箭田 裕子

A5.字詰まり効果と読書困難
筑波大学大学院心身障害学研究科川嶋 英嗣
東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科小田 浩一

A6.ハード面における視覚障害者への配慮 −岩手県立千厩病院−
順天堂大学眼科佐渡 一成

A7.ロービジョンの読みの評価
国立身体障害者リハビリテーションセンター学院小林 章

A8.視覚障害者の歩行環境バリアフリー化に関する研究 −その6.経路口述文におけるスキーマの抽出−
女子美術短期大学横山 勝樹
東京都立保健科学大学野村 みどり

A9.視覚障害者の歩行環境バリアフリー化に関する研究 その7.宮原駅西口広場音声案内設備評価実験
日本大学理工学部関口 克明
日本大学短期大学部吉野 泰子
東京都立医療技術短期大学野村 みどり
女子美術短期大学横山 勝樹

A10.視覚障害者のリハビリテーション(4)−七沢ライトホーム入所者の投薬の内容とその理解について−
神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢ライトホーム渡辺 文治、末田 靖則、佐藤 伸行
神奈川県総合リハビリテーションセンター神奈リハ病院眼科仲泊 聡、久米川 浩一
神奈川県総合リハビリテーションセンター健康管理室小泉 恵子

18 ポスター発表B(15時30分から16時10分 301、302室)
B1.網膜色素変性症患者の“白杖の携行”に対する援助への予備調査
東京大学健康社会学分野高田 明子
国立身体障害者リハビリテーションセンター病院第三機能回復訓練部大津 あかね
慶應義塾大学心理学教室中野 泰志
国立身体障害者リハビリテーションセンター病院第三機能回復訓練部久保 明夫
東京大学健康社会学分野山崎 喜比古

B2.30年後のあなたへ「私たちの提案 そして失敗」 〜素人集団 改築挑戦の記録〜
長野県松本盲学校寄宿舎 輪湖 悦子

B3.ロービジョンエイドを処方するための新しい読書検査表 MNREAD-J
東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科小田浩一
Minnesota Laboratory for Low-Vision Research Dept. of Psychology, University of Minnesota J. Stephen Mansfied,Gordon E. Legge

B4.白子症のロービジョン児童の学習環境補償 −カード型読書チャートを用いた読書環境のアドバイス−
日本ライトハウス第3生活訓練部歓喜 仁美
東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科小田 浩一
Minnesota Laboratory for Low-Vision Research, Dept. of Psychology, University of MinnesotaGordon E. Legge

B5.視覚障害者が音響信号機を利用する際の問題点について
東京都視覚障害者生活支援センター石川 充英
東京都心身障害者福祉センター村上 琢磨
成蹊大学大倉 元宏

B6.95Readerの利用状況と改良・開発ニーズ
障害者職業総合センター岡田 伸一
システムソリューションセンターとちぎ村山 慎二郎

B7.医療機関における視覚障害をもつ小児の養育者のニーズ調査
国立特殊教育総合研究所新井 千賀子
杏林大学非常勤講師守田 好江
国立小児病院眼科仁科 幸子
平和眼科富田 香
国立小児病院眼科越後貫 滋子、赤池 祥子
国立特殊教育総合研究所 千田 耕基
国立小児病院眼科東 範行

B8.盲学校における基本的運動能力の指導について −東海地区の盲学校での実態調査を中心に−
岐阜大学教育学部池谷 尚剛
岐阜県立岐阜盲学校多和田 浩一

B9.眼鏡店に於けるロービジョンの取組の現状
(株)アサクラメガネ山中 幸弘

B10.入院患者を対象としたパソコン訓練
杏林大学医学部眼科学教室田中 恵津子
東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科小田 浩一
杏林大学医学部眼科学教室忍足 和浩、大山 光子、平形 明人、樋田 哲夫、藤原 隆明

<福祉機器展示会のお知らせ>
日時:6月27日(土) 12時から17時
   6月28日(日) 10時から15時
場所:障害者職業総合センター・アリーナ
資料集(実費):展示業者と展示機器をまとめた資料集を作成いたします。墨字の冊子版以外に、フロッピー版も用意する予定ですのでご利用ください。
会場案内:機器展示会場には、視覚障害の方を案内するためのボランティアをお願いしてあります。
展示機器:日常生活用具類、視覚障害者用コンピュータ、画面拡大ソフト、点字プリンタ、弱視レンズ、遮光眼鏡、拡大読書器、大活字本、弱視用便利グッズ、歩行支援装置類等。
参加費(展示会のみ):無料。会員以外の方も無料です。お気軽にご参加ください。

<ボランティア案内(視覚障害者用)>
 当日は、JR海浜幕張駅の改札口や会場にボランティアをお願いしてあります。白杖を持たれた方にはできるだけボランティアから声をかけるようにいたしますが、ボランティアの目印として、肩にリボンを付けております。JR海浜幕張駅では、タクシー乗り場への案内、会場までの案内、また、会場では、ポスター発表や機器展示会のガイド・移動などの支援をいたします。

追伸:研究発表大会への参加申し込みや視覚障害リハ協会への入会を希望される方は、以下までご連絡ください。
〒359-8555 埼玉県所沢市並木4-1 国立身体障害者リハセンター・学院
視覚障害リハビリテーション研究会事務局(小林または松崎宛)
電話 042-995-3100(内線2620)
ファックス 042-996-0966


E&Cプロジェクト、アイダスの連絡先等

》Subject: [turtle:1068] 総会、ビデオデッキのこと
》Date: Mon, 15 Jun 1998 14:38:00 +0900

 [視覚障害者に使いやすいビデオはないものかとの話題に関連して]
 E&Cプロジェクトというグループが、誰でもが使いやすい共用品、バリアフリー商品のリストを作っていたと思います。去年11月に銀座でのイベントに行った際に、そのパンフレットを売っていました。1000円か1500円くらいだったとは思いますが、私お金がなかったので買いませんでした(涙)。
  ・E&Cプロジェクト 連絡先
  〒101 東京都千代田区演楽町2−5−4 OGAビル8F
   Tel.03-5280-0020
  ホームページ URL:http://www.want.or.jp/ec-p/index-j.html

 なお、同様の内容は、おそらくアイダス(視覚障害者情報機器アクセスサポート協会)でも、情報を持っておられるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
  ・アイダス 連絡先 Tel.03-3351-3208

 [関連情報]
 ソニーの「お客様ご相談センター」の連絡先は次のとおり。
 電話番号 03-5448-3311 / 043-297-8080
 FAX 番号 043-297-7226
 営業時間 月〜金 9:00〜17:00 (祝日を除く)

 電話で録画操作できるものであれば、視覚障害者が独力で録画予約可能ではないかとの話が出され、以下の2機種(ソニー製)が紹介されました。
 ・VHSハイファイビデオ
  SLV-FX7 オープン価格
 ・BSチューナー内蔵S-VHSハイファイビデオデッキ
  SLV-RX9  標準価格84,000円(税別)


タートル総会の前の機器展示会の様子

》Subject: [turtle:1059] 機器展示
》Date: Sat, 13 Jun 1998 20:00:28 +0900

 13日午前,総会に先立って機器展示が行われました.そこで実際に紹介されていたものについてご報告したいと思います.

○「カラー拡大読書器 PDIスマートビューCT」
 14型カラーテレビで3倍から45倍までの拡大ができる新しいタイプのカラー拡大読書器です.
○「拡大読書器 PDIスマートビュー」
 14型テレビで3倍から45倍までの拡大ができるモノクロ拡大読書器です.定価は39万8千円で,取扱いは東京ソフトウェア株式会社(03-3350-3650)です.

○「声の手帳 ピッポッパロット」
 名前を呼べば電話がかかる,ボタンを押せば答えが分かる.音声認識によって名前を呼ぶことによる自動ダイアル機能,音声電卓,メモ録機能,予定表機能があります.
 これについては以前吉泉さんからご報告があり,日点で取り扱っており,音声電卓として日常生活用具の申請ができる自治体もあるとのことでした.価格は4万6千円です.

○「活字音訳ソフト ヨメール」
 活字が聞こえる,音で読め〜る.スキャナで読み上げたい活字をスキャンし,キーボードのスペースキーを2回押すと読み上げが開始されます.価格は9万5千円で,取扱いは株式会社アメディア(03-5286-7514)です.

○「携帯型活字読上げシステム ヨメールライト」
 いつでもどこでも活字が読める,携帯用の「ヨメール」登場.富士通製のペンスキャナとソフトウェアのセット販売です.これは富士通ノートパソコンBiblo NC(A5サイズ)を利用することが推奨されています.
 価格は12万8千円で,取扱いは株式会社富士通中部システムズ(052-239-1304)及びアメディアです.

○「画面拡大ソフト ZoomText Xtra Level1 バージョン6.01」
 Windowsの表示画面を2〜16倍まで拡大可能です.多彩な表示モードをサポートするとともにマウスの移動やメニュー操作等,画面の動きに合わせた自動追尾が可能です.
 価格は5万8千円,取扱いはNEC(0120-60-9821)です.
 以前のバージョンを持っている人は3万8千円で提供.
 体験版は http://www.amuseplus.com/product/accessibility/zoomtext/ でダウンロードできます.

○「音声誘導標識システム 点字サインシステム アイラス」
 個人向けの製品ではなくて,白杖につけられた磁気シート(700円)に感応して音声誘導が行われたり,施設案内を行うシステムで,公共施設など自治体向けのものです.佐賀市,京都府,つくば市,横浜市,川崎市,東京都の施設等で設置されています.磁気シートは杖の先に仕込む従来タイプと異なり,巻き付けるように工夫されていて,プリズム柄なので安全にも役立ちます.
 取扱いはウツミ販売株式会社(044-777-6471)です.


PDFから標準ネキストへの変換

》Subject: [turtle:1041] PDFファイルのことなど
》Date: Mon, 8 Jun 1998 22:32:02 +0900 (JST)

PDF のほうですが・・・ これは電子出版に用いられることの多い汎用の形式です。コンピュータ関係のマニュアルなどがこの形式のファイルで提供されることもあるようです。この形式のファイルを(画像部分はともかくとして文字だけでも)読めるようにしておくのは得策かもしれません。残念ながら DOS ではその種の変換はできないですが(WINDOWS95が必要)、環境を整えてさえおけば難しいことはありません。
 以下に変換に必要なソフト類 二つを参考までに上げておきます。

(1) Acrobat Reader
 PDFファイルを閲覧するなどに用いるソフトです。フリーウェアですからインターネットから入手できますが、かなりサイズが大きいので 下のような CD-ROM付属の書籍を購入するなども一つの手かも。知人にもらうといっても、フロッピーで入手しても結合の作業等が大変そう。

------------------------------------------------------------------------
書名: 酒井法雄の
    「Visual Basic 5.0 ブリーフィング」
著者:酒井法雄
発行所:株式会社 翔泳社
ISBN:4−88135−529−5
定価2400円(税別)
------------------------------------------------------------------------

(2) pdf2txt.exe
 Acrobat Reader を自動操縦して PDF を標準テスキトに変換するコマンドです。これを利用することにより、Acrobat Reader を操作しなくてもよくなります。
PC-VAN にも登録されているかもしれませんが、私が知っているのはインターネットの FTP サイトです。URL は次のとおり。

 ftp://rt3205.u-shizuoka-ken.ac.jp/pub/enable/pdf2txt.lzh


視覚障害者の歩行誘導法を解説するビデオ

》Subject: [turtle:1028] 歩行誘導法ビデオ
》Date: Fri, 05 Jun 1998 09:41:00 +0900

●視覚障害者の歩行誘導法を解説するビデオ完成
 http://biztech.nikkeibp.co.jp/biztech/biz.cgi/general/bm980604309.html
視覚障害者を手助けする「誘導歩行」の解説ビデオを、「新潟県視覚障害者のリハビリテーションを推進する会」が製作した。誘導者が先に立つ、ひじを持ってもらう、歩調を合わせる、足元の状況を言葉で伝えるなど、誘導の基本を実演によってわかりやすく説明している。


イネーブルウェア緊急シンポジウム〜アジア経済の混乱と障害者雇用・就労への危機

》Subject: [turtle:1015] TRONイネーブルウェアのシンポジウム
》Date: Tue, 2 Jun 1998 20:25:38 +0900 (JST)

    ■TRONイネーブルウェア緊急シンポジウム■
   ◇―アジア経済の混乱と障害者雇用・就労への危機―◇

※本発言は、改変しない限り自由に配布・転載していただければ幸いです

【開催日】1998年6月27日(土)
【会場】戸山サンライズ(全国身体障害者総合福祉センター)
    東京都新宿区戸山1-22-1 〒162-0052
    Phone:03(3204)3611
    地下鉄:営団地下鉄東西線 早稲田駅下車 徒歩8分
    都バス:医療センター前下車100m
        ・宿74 新宿駅西口 東京女子医大行き(医療センター経由)
        ・橋63 新大久保駅 新橋駅行き
        ・橋63 大久保駅 新橋駅行き
【参加費】1,000円(イネーブルウェア研究会会員=無料)
【主催】TRONイネーブルウェア研究会
【協賛】財団法人日本障害者リハビリテーション協会
【参加申込】添付の申込用紙にご記入のうえ、電子メール・FAX・郵
      送で下記までお送りください。参加証などの発行はいたし
      ません。当日直接会場へお越しください。参加をお断りす
      る場合のみその旨をご連絡いたします。
【申込先】TRONイネーブルウェア研究会事務局
      東京都品川区平塚1-7-7 MYビル 〒142-0051
      Phone:03(5702)0348 Fax:03(5702)0359
      E-mail:NBG03030@nifty.ne.jp
        ※本シンポジウムは、第11回TRONイネーブルウ
         ェア研究会例会として開催されるものです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――

アジア全域の経済混乱は、各国の障害者の雇用に深刻な影響を及ぼしています。
アジア各国では、障害者が働く作業所に対しての公的な援助はなく、障害者年金や生活扶助も貧困なため、ほとんどの障害者の生活は困窮に貧している状況です。そこでTRONイネーブルウェア研究会は、「アジア経済の混乱と障害者雇用・就労への危機」をテーマとした緊急シンポジウムを開催し、アジアの障害者が直面している危機を知りその支援を考えていくことにしました。

まず冒頭では、丸山一郎氏(アジア太平洋ワークセンターネットワーク・事務局長)に「アジア太平洋障害者の十年」の取り組みと、各国の社会雇用政策の現状をご報告いただきます。続いて、金治憲氏(社会福祉法人国際視覚障害者援護協会・理事長)には、日本の盲学校に留学したアジア各国の視覚障害者が母国に帰国した後に直面する現実について語っていただきます。さらに伊方博義氏(社会福祉法人太陽の家・事務局次長)には、最近の日本経済の状況が障害者の雇用環境に及ぼす影響について分析いただきます。最後に韓国からお招きする申鍾鎬氏に、近年の韓国の経済混乱が障害者の就労の場に及ぼしている深刻な現状を緊急報告いただきます。

現在韓国の作業所では、1万人を超える障害者が就労しています。しかし、中小企業はもちろんのこと大企業までが倒産している経済状況のなかで、作業所への社会支援はまったく期待できません。公的援助がない韓国の社会環境において、意欲ある人々が必死に努力して今まで作り上げてきた障害者の就労環境が根こそぎ奪われようとしています。今こそ、海外からの支援が必要なときです。

申 鍾鎬氏が相談役を務めるインマニュエル電子株式会社は、従業員102名(内身体障害者57名)を擁していた、電気部品製造会社です。しかし、IMF(国際通貨基金)に従い銀行が借入金の返済を迫り、良好な業績にもかかわらず倒産の危機に直面しています。1998年2月には障害のない従業員を中心にリストラを断行し従業員57名(内身体障害者40名)にまで削減、さらに1998年4月からは給与を30%(70%減)とし会社存続を図っています。しかし依然として予断を許さない状況が続いており、現在同社は、日本の各機関・企業に対して理解を求め、資金支援を要請しています。

本シンポジウムでは、4人の方のご講演とパネルディスカションを通して、アジア諸国、特に隣国韓国での厳しい状況を認識し、支援のあり方を考えていきたいと思います。

■講演者ご紹介
○丸山 一郎(まるやま・いちろう)
1942年長野県生まれ。社会福祉法人太陽の家、東京都心身障害者福祉センター、社会福祉法人東京コロニーで障害のある人の職業リハビリテーションに従事ののち、厚生省身体障害者福祉専門官として障害者福祉施策の拡充に携わる(この間、総理府で「国際障害者年」(1981年)の推進を担当)。その後、全国社会福祉協議会、日本障害者リハビリテーション協会、日本障害者協議会で障害者の社会参加と国際協力の推進活動を行う。現在、現職のほか「アジア太平洋障害者十年推進NGO会議(RNN)」の事務局長を務める。

○金 治憲(キム・チーフン)
1946年韓国生まれ。国立ソウル盲学校高等科、千葉県立千葉盲学校高等部専攻科を経て、1971年に回昌堂治療院と「国際盲人クラブ」を創立。その後和光大学人文学部人間関係学科、同大学専攻科を卒業。1993年「国際盲人クラブ」から「国際視覚障害者協会」に変更。1995年には社会福祉法人の認可を受け、「社会福祉法人国際視覚障害者援護協会」と改称。アジアの若い視覚障害者が日本の盲学校へ留学することを支援し、鍼・灸・マッサージ技術の修得を通して、母国の視覚障害者社会の指導者を養成する活動を続けている。

○伊方 博義(いかた・ひろよし)
1942年大分県生まれ。鶴崎バルブ(現王子製紙)を経て、社会福祉法人太陽の家に勤務。障害のある人々の能力開発、作業改善、生産管理、事業開拓を中心に幅広く活躍。太陽の家とシャープ、オムロン、ソニー、ホンダなどとの企業提携を実現する。太陽の家愛知事業所、京都事業所所長を経て、現職。全国社会就労センター協議会の役員として全国の働く施設の指導的役割も果たしている。現在、現職のほか「障害者の情報処理教育と就労を考える=びわこ会議協議会」の理事を務める。

○申 鍾鎬(シン・ジョンホー)
1957年韓国生まれ。韓国太田市聖世再活園(障害児学校・施設)を経て、大分県別府市太陽の家で研修。その後米国シンシナティ大学(アーティスト・ディプロマ)、ニューヨーク市立大学(MA)を卒業、ビオラ奏者として独立。ベデスダ四重奏団を結成し国内外で活躍中。景園大学、忠南大学、慶北大学講師。再活園出身者など障害のある人々の働くインマニュエル電子株式会社(韓国)の相談役として多くの働く場の建設に貢献。“障害福祉21”(週刊新聞)の編集委員をはじめ、韓国の障害をもつ人々の活動のリーダーでもある。在ソウル。

■TRONイネーブルウェア研究会とは?
トロンプロジェクト(プロジェクトリーダー:坂村 健〈東京大学〉)は、近い将来に訪れるであろう電脳社会の実現のために、誰もが使えるコンピュータBTRONの研究を進めてきました。この誰もがというのは、単に初心者でも使えるということではなく、国籍や年齢、そして身体の障害の有無を問わず誰にとっても使いやすいということを意味します。

私たちは、誰にでも使えるコンピュータの研究開発を推進し、そのための機能を標準的な機能として普及させるために、1987年から『TRONイネーブルウェア研究会』(会長:坂村 健)を組織し、活動を行ってきました。本研究会は、年1回のシンポジウムや年2回の例会を開催し、多くの方がたと意見交換や討論を行い、交流の輪を広げています。

◆プログラム―――――――――――――――――――――――――――――

12:30〜 受付

13:00〜13:05 開会の挨拶
坂村 健(東京大学/トロンプロジェクトリーダー/TRONイネーブル
    ウェア研究会会長)

13:05〜13:35
 「アジアにおける障害者の就労と対策について」
丸山 一郎(アジア太平洋ワークセンターネットワーク<APWD>・事務局長)

13:35〜14:05
 「アジアにおける視覚障害者の現状と援助協力」
       金 治憲(社会福祉法人 国際視覚障害者援護協会・理事長)

14:05〜14:30 〜休憩〜

14:30〜15:00
 「日本の社会就労の現状と太陽の家における取り組み」
           伊方 博義(社会福祉法人 太陽の家・事務局次長)

15:00〜15:40
 「韓国での経済危機と障害者への影響」
           申 鍾鎬(インマニュエル電子株式会社・相談役)

15:40〜15:45 〜休憩〜

15:45〜16:45 パネルディカッション
    パネリスト 金 治憲/丸山 一郎/伊方 博義/申 鍾鎬
       司会 坂村 健

16:45 終了

◆サポートを必要とされる方へ ――――――――――――――――――
参加なさる方で、
    ○介添え者と一緒に参加される方
    ○車椅子で参加される方
    ○口述筆記が必要な方
は、事前に事務局までお申し出ください。そのほかの援助が必要な方も、
ご遠慮なく事務局までご相談ください。

−−−−−−−−−−−−−キリトリ−−−−−−−−−−−−−−−
   TRONイネーブルウェア緊急シンポジウム・参加申込書
     (第11回TRONイネーブルウェア研究会例会)
申し込み日:1998年6月 日
お名前:
ご所属:
電子メールアドレス:
郵便番号:
ご住所:
      勤務先・自宅(どちらかに○印)
昼間の電話:
FAX:
連絡事項: 介添え者の有無: 有 無
      車椅子でのご来場: 有 無
      口述筆記: 要 不要


IBMのホームページ「バリアフリーの扉」

》Subject: [turtle:1008] 22日の話、追加
》Date: Wed, 27 May 1998 14:24:00 +0900

 IBMのホームページに「バリアフリーの扉」というのができたそうです。
 今回のフォーラムに関連して、ホームページ診断プログラムなども掲載されているようです。ここには他に、てんやく広場の目録検索や外出支援ネットなどの情報もあるみたいです。

  Title: バリアフリーの扉
  http://www.ibm.co.jp/accessibility/
  IBMのトップページは、http://www.ibm.co.jp/
です。


「協同で労働を組織する」【労協法のすすめ】という図書

》Subject: [turtle:998] 労働の未来を教えられて
》Date: Fri, 22 May 1998 10:14:50 +0900

「協同総合研究所」発行の「協同で労働を組織する」【労協法のすすめ】という本を買いました。
 労働者協同組合の法律がまだ日本には存在しないところから暫定案として提起しています。
 経済学者の 大内力 東大名誉教授や 池上 京大名誉教授その他現役の法学部教授クラスが参加しているとのこと。
 この中で、大内先生は「人間の労働は文化の創造であり、文化の伝承である」と言っています。
 また、池上先生はウイリアム・モリスという労働論を引き合いに出します。
 労働の未来像として「生活の芸術化による社会の進化」を唱え、生産者消費者の共通の言語や理解を促進していくとしています。


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