事例82

首都圏在住  50代男性

身体障害者手帳等級: 1級
不自由を感じたのは: 30代
疾患名:網膜色素変性症
現在の見え方: 夜盲

勤務先の業種: 運輸・物流・倉庫業
職種: 事務職
具体的作業内容:
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・白杖

支援機器:
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・会議室など社内の移動の際のサポート
・昼食・休憩時のサポート
・社外でのイベント、懇親会でのサポート
・通勤時のサポート

環境上の配慮:
・レイアウトの配慮
・照明上の配慮・まぶしさを軽減するための間仕切り設置等の配慮
・エレベーターなど、職場までのアクセス上の配慮
・社内ネットワーク上の配慮(情報アクセシビリティ上の配慮など)

勤務時間・通勤の配慮:
・残業は免除してもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・有給休暇を消化しながら訓練を受けた

苦労したこと:
・懸命に頑張っても効率が上がらず残業が増えて消耗した
・上司や同僚に自分の見え方をなかなか理解してもらえなかった
・システム上の問題でテレワークを認めてもらえなかった

有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・タートルなど当事者団体による支援
・職場産業医による支援
・家族による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
できない仕事は、はっきり「できない」と言うが、常にできることをさがしている。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
人間関係は大事です。当たり前ですが挨拶は無視されてもする。