事例58

北関東在住  60代以上男性

身体障害者手帳等級: 5級
不自由を感じたのは: 50代
疾患名:緑内障
現在の見え方: 中心暗点

勤務先の業種: 官公庁・公的機関
職種: 技術職・研究職
具体的作業内容: 退職前は農業の試験研究や技術指導。退職後再雇用で見学者への業務内容説明。
雇用形態:その他 正規社員を定年後、再雇用職員
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・白杖
・ルーペ・拡大鏡
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・大画面のPCモニター
・スマホ

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・その他 ワンオペの回避と業務量の軽減

環境上の配慮:
・その他 共通利用PCの視覚障害者用環境設定を維持すること(ディスプレー黒色背景、拡大文字、マウスポインターの拡大)

勤務時間・通勤の配慮:
・その他 勤務時間は30分早出30分早上がり(誰でも申請可能な勤務形態)だが、これがないと往復のバスが満員電車並に混んで、視覚障害者にはつらい状況になる。

訓練受講に際しての配慮:
・その他 希望したが、研修扱いしてくれなかったので受講ができないでいる

苦労したこと:
・自分でもどうしたらよいのかわからなかった
・自分のやりたい仕事ができなくなった
・上司や同僚に自分の見え方をなかなか理解してもらえなかった
・適当な訓練施設が居住地の近辺にはなかった

有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・タートルなど当事者団体による支援
・家族による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
タートルでアドバイスいただいた「上司への要望は文書で」ということは効果があったと思うので、これからも実行していきたい。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
同じ症状を経験した先輩のアドバイスが大変役立ちました。タートルでの情報交換をお勧めします。