事例44

北陸甲信越在住  50代男性

身体障害者手帳等級: 2級
不自由を感じたのは: 10代
疾患名:網膜色素変性症
現在の見え方: 求心性視野狭窄、羞明、夜盲

勤務先の業種: 官公庁・公的機関
職種: 事務職
具体的作業内容: 情報誌の校正作業、ホームページのアクセシビリティ関連の保守・点検作業など
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・白杖
・遮光眼鏡
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・拡大読書器
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート

環境上の配慮:
・レイアウトの配慮
・照明上の配慮・まぶしさを軽減するための間仕切り設置等の配慮
・エレベーターなど、職場までのアクセス上の配慮

勤務時間・通勤の配慮:
・残業は免除してもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・就職活動に備えて訓練を受けた
・その他 就職後、病気休暇で訓練を受けた

有用だったこと:
・ハローワークによる支援
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・タートルなど当事者団体による支援
・訓練施設による支援
・地元の支援機関・団体による支援
・家族による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
可能な範囲で短期・中期目標を立て、それに向かって努力をすること。その結果を見直して新しい目標設定を再度行い、自己を高め、業務への対応を工夫していくことを行っている。その繰り返しで一つ一つ技術や支援を獲得している。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
自分を振り返ってみてほしい。自分でできなければ支援者の手を借りて自身の状況や可能性を見つめ直し、何ができるのか、何が難しいのかをしっかり見極め歩みを続けてほしい。悩んだ際は決して一人で結論を見つけないでほしい。自ら手を伸ばし、皆と手をつないて歩んでほしい。