事例40

関西在住  40代男性

身体障害者手帳等級: 1級
不自由を感じたのは: 生まれつき見えづらかった
疾患名:緑内障、その他 無光彩症
現在の見え方: 中心暗点、求心性視野狭窄、羞明

勤務先の業種: 官公庁・公的機関
職種: 事務職
具体的作業内容: 裁判事務
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・白杖
・遮光眼鏡
・ルーペ・拡大鏡
・単眼鏡
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・拡大読書器
・大画面のPCモニター
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・PC画面拡大ソフト

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・会議室など社内の移動の際のサポート

環境上の配慮:
・レイアウトの配慮、入室時のセキュリティを解除するための配慮

勤務時間・通勤の配慮:
・勤務時間を繰り上げまたは繰り下げてもらっている
・残業は免除してもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・就職活動に備えて訓練を受けた

苦労したこと:
・視覚障害というだけで就職先がなかなか見つからなかった
・中途で視力が低下したが、職場の配慮がなかなか得られなかった
・視力は低下したが、身体障害者手帳には該当せず苦労した
・急速な視機能の低下に、自分の気持ちがついていけなかった
・自分でもどうしたらよいのかわからなかった

有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・タートルなど当事者団体による支援
・訓練施設による支援
・家族による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
周囲とのコミュニケーション。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
社会で働いていくということは、いろいろと大変で挫けそうになることも多々あります。ただ、時には手を差し伸べてくれる人がいたり、自分自身成長を感じられる瞬間もあり、悪いことばかりではありません。1人では抱えきれないこともあるかもしれません。そういう時はみんなで乗り越えていきましょう。