事例34

首都圏在住  60代以上女性

身体障害者手帳等級: 2級
不自由を感じたのは: 30代
疾患名:網膜色素変性症
現在の見え方: 不規則性視野狭窄、夜盲

勤務先の業種: 金融・保険業
職種: 三療(あはき)職
具体的作業内容: グループ会社の社員に対して福利厚生のあんま、マッサージ1枠40分。
P C資料作成、カルテやシフト、プレゼン準備など。
雇用形態:契約社員
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・白杖
・遮光眼鏡
・ルーペ・拡大鏡
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・大画面のPCモニター
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・会議室など社内の移動の際のサポート
・社外でのイベント、懇親会でのサポート

環境上の配慮:
・照明上の配慮・まぶしさを軽減するための間仕切り設置等の配慮

勤務時間・通勤の配慮:
・残業は免除してもらっている
・勤務時間を短縮してもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・特別支援学校などの在学中に訓練を受けた

苦労したこと:
・視覚障害というだけで就職先がなかなか見つからなかった

有用だったこと:
・ハローワークによる支援
・タートルなど当事者団体による支援
・地元の支援機関・団体による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
自分の身体ケア、朝のストレッチや湯船に入る、充分な睡眠。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
自分がどのようにして働きたいのかを見つめること。決まっているなら声に出し続けること。チャンスがあるならば準備して挑む。