首都圏在住 40代男性
身体障害者手帳等級: 2級
不自由を感じたのは: 30代
疾患名:網膜色素変性症
現在の見え方: 求心性視野狭窄、夜盲
勤務先の業種: 宿泊・生活関連サービス業
職種: 事務職
具体的作業内容: 今年の4月より管理部へ部署異動となる。主には人事・総務関連業務の補佐、一部経理業務の補佐を行っている。(PC Talkerを使用しての業務実施)
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし
視覚補助具:
・白杖
・遮光眼鏡
支援機器:
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・スマホ
人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・社外でのイベント、懇親会でのサポート
環境上の配慮:
・受けていない
勤務時間・通勤の配慮:
・勤務時間を繰り上げまたは繰り下げてもらっている
・残業は免除してもらっている
訓練受講に際しての配慮:
・研修扱いまたは公務扱い・職務免除扱い、特別休暇扱いで受けさせてもらった
苦労したこと:
・急速な視機能の低下に、自分の気持ちがついていけなかった
・自分でもどうしたらよいのかわからなかった
・自分のやりたい仕事ができなくなった
・上司など、職場の人間関係がうまくいかなかった
・上司や同僚に自分の見え方をなかなか理解してもらえなかった
有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・タートルなど当事者団体による支援
・ジョブコーチなど、障害者職業センターによる支援
・地元の支援機関・団体による支援
・支援機器に対する各種助成金、無償貸出制度の利用
・支援機器・ソフトウエアなどの販売業者による支援
・職場関係者による支援
・家族による支援
<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
常に前向きに考えるよう心がけています。与えられた業務以外でも、弱視でもできることは率先して行っています(例:外線電話対応など)。また、訓練施設で習ったPCスキルは定期的に復習しています。
<後に続く仲間に伝えたいこと>
網膜色素変性症と診断された時は大きなショックで、仕事を辞めることも考えました。しかし、タートルの会と出会い、相談や職場訓練を通じて多くの支えを得られました。家族や職場の方々への感謝を忘れず、つらいことがあっても前向きにできることから少しずつ取り組むことが大切だと感じています。

