事例100

首都圏在住  60代以上男性

身体障害者手帳等級: 2級
不自由を感じたのは: 40代
疾患名:網膜色素変性症
現在の見え方: 全盲

勤務先の業種: 医療・福祉関連事業
職種: 事務職
具体的作業内容: 新規プロジェクトの企画運営、新人雇用契約者の指導
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: ときどきテレワーク

視覚補助具:
・白杖
・遮光眼鏡

支援機器:
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・スマホ

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・会議室など社内の移動の際のサポート
・昼食・休憩時のサポート
・社外でのイベント、懇親会でのサポート
・外部の業者によるサポート
・その他 ジョブコーチ、就労支援アルバイト

環境上の配慮:
・受けていない

勤務時間・通勤の配慮:
・受けていない

訓練受講に際しての配慮:
・週末の休日または夜間を利用して自費で訓練を受けた

苦労したこと:
・中途で視力が低下したが、職場の配慮がなかなか得られなかった

有用だったこと:
・タートルなど当事者団体による支援
・ジョブコーチなど、障害者職業センターによる支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
できないことはできないとしっかり伝え、サポートの必要な部分についてはどのようなサポートが必要かを伝え依頼する。そのためには、自ら支援制度等を調べ、提案する。また、日頃からコミュニケーションを密にとり、人間関係には十分に注意している。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
事務作業でできない部分が出ることは避けられません。その際、問題を伝えつつサポートを依頼できる仕組みを提案することが重要です。そのためには、日頃からのコミュニケーションと円滑な職場内の人間関係が不可欠だと考えます。