事例95

中・四国在住  40代男性

身体障害者手帳等級: 1級
不自由を感じたのは: 生まれつき見えづらかった
疾患名:緑内障、角膜疾患、網膜剥離
現在の見え方: 全盲

勤務先の業種: 医療・福祉関連事業
職種: 医療職
具体的作業内容: デイサービスの利用者に対して、機能訓練を実施している。
雇用形態:パートタイマー・アルバイト
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・白杖

支援機器:
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・スマホ

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・昼食・休憩時のサポート

環境上の配慮:
・社内ネットワーク上の配慮(情報アクセシビリティ上の配慮など)

勤務時間・通勤の配慮:
・勤務時間を繰り上げまたは繰り下げてもらっている
・勤務時間を短縮してもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・訓練は受けていない

苦労したこと:
・視覚障害というだけで就職先がなかなか見つからなかった
・適当な訓練施設が居住地の近辺にはなかった

有用だったこと:
・ハローワークによる支援
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・訓練施設による支援
・ジョブコーチなど、障害者職業センターによる支援
・地元の支援機関・団体による支援
・職場関係者による支援
・家族による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
自分のことをできるだけ自分で行おうとしても、どうしても人の目や手を借りなければならないことはあるので、職場での人間関係を適切に保つこと。困っていたら何とかしてあげたいと思ってもらえるように振る舞うこと。ただし、業務上必要なことであれば遠慮はしない。文句も言う。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
もし就職先がなかなか見つからず悩んでいたら、これはご縁なので、活動を続けていれば視覚障害に理解のある職場はきっと見つかります。周囲の人たちや支援者の手を借りながらでもいいので、気長に活動を続けてほしいです。