事例74

首都圏在住  50代男性

身体障害者手帳等級: 1級
不自由を感じたのは: 50代
疾患名:網膜色素変性症
現在の見え方: 求心性視野狭窄

勤務先の業種: 情報通信業(ICT関連を含みます)
職種: 事務職
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・白杖
・遮光眼鏡
・タイポスコープ
・ルーペ・拡大鏡
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・スマホ

人的支援の状況:
サポートは受けていない

環境上の配慮:
・受けていない

勤務時間・通勤の配慮:
・勤務時間を繰り上げまたは繰り下げてもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・有給休暇を消化しながら訓練を受けた
・週末の休日または夜間を利用して自費で訓練を受けた

苦労したこと:
・視覚障害というだけで就職先がなかなか見つからなかった
・自分でもどうしたらよいのかわからなかった
・自分のやりたい仕事ができなくなった
・上司など、職場の人間関係がうまくいかなかった
・上司や同僚に自分の見え方をなかなか理解してもらえなかった
・適当な訓練施設が居住地の近辺にはなかった
・職場のシステムの一部が音声PCではうまく動作しなかった

有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・訓練施設による支援
・ジョブコーチなど、障害者職業センターによる支援
・支援機器に対する各種助成金、無償貸出制度の利用

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
周りは黙っていては何もわからない。SOSは遠慮しないで発信する。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
出来ないものは出来ないとはっきり伝える。無理をして頑張って消耗したのでは元も子もない。