事例57

首都圏在住  60代以上男性

身体障害者手帳等級: 2級
不自由を感じたのは: 30代
疾患名:網膜色素変性症
現在の見え方: 輪状暗点

勤務先の業種: 官公庁・公的機関
職種: 事務職
具体的作業内容: 役所内全体の内部管理とメールは役所内システム、個人情報に係る業務は専用のクローズドシステムを使用。個人情報は紙情報。サポートを受けている範囲は外部に送る個人情報のチェック。一般職員の概ね3割程度の業務。
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・白杖
・遮光眼鏡
・タイポスコープ
・ルーペ
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・大画面のPCモニター
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・PC画面拡大ソフト
・タブレット端末

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・社外でのイベント、懇親会でのサポート
・通勤時のサポート

環境上の配慮:
・レイアウトの配慮
・照明上の配慮・まぶしさを軽減するための間仕切り設置等の配慮

勤務時間・通勤の配慮:
・勤務時間を繰り上げまたは繰り下げてもらっている
・残業は免除してもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・訓練は受けていない

苦労したこと:
苦労したことはない

有用だったこと:
特になし

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
視野が狭い中で、たくさんの書類をこなしていく時に、複数業務がごちゃごちゃにならないよう、1業務1ファイルにまとめ、かつ、複数業務を卓上で処理しないことを心掛けています。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
少しずつ病状が進行して、業務能力が落ちていくことに対する焦りなどがあると思いますが、今行なっている仕事が自分の将来のスキルアップにつながるかどうかをよく検証し、日々スキルアップや周囲とのつながり力をつけ、将来のリスクを少しでも回避してほしいと思います。
みんなで力を合わせてより良い生活を送っていきたいですね。