事例54

関西在住  50代男性

身体障害者手帳等級: 1級
不自由を感じたのは: 50代
疾患名:レーベル視神経症
現在の見え方: 中心暗点、不規則性視野狭窄

勤務先の業種: 官公庁・公的機関
職種: 事務職
具体的作業内容:
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・ルーペ・拡大鏡
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・拡大読書器
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・タブレット端末

人的支援の状況:
・サポートは受けていない

環境上の配慮:
・受けていない

勤務時間・通勤の配慮:
・受けていない

訓練受講に際しての配慮:
・有給休暇を消化しながら訓練を受けた

苦労したこと:
・中途で視力が低下したが、職場の配慮がなかなか得られなかった
・急速な視機能の低下に、自分の気持ちがついていけなかった
・ 自分でもどうしたらよいのかわからなかった
・自分のやりたい仕事ができなくなった
・上司など、職場の人間関係がうまくいかなかった
・上司や同僚に自分の見え方をなかなか理解してもらえなかった

有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・タートルなど当事者団体による支援
・訓練施設による支援
・支援機器に対する各種助成金、無償貸出制度の利用
・家族による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
障害者であることを自覚しつつも、それに甘んじることなく、自分でどこまでできるかを考え、できることをやっていこうとしている。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
視覚を失うことは大変大きなハンディだが、それを補う能力や機器の補助があるので、自分の可能性を信じてほしいです。