事例28

首都圏在住  40代男性

身体障害者手帳等級: 1級
不自由を感じたのは: 30代
疾患名:レーベル視神経症
現在の見え方: 中心暗点

勤務先の業種: 金融・保険業
職種: 事務職
具体的作業内容: データ入力作業
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし

視覚補助具:
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・拡大読書器
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート

環境上の配慮:
・受けていない

勤務時間・通勤の配慮:
・勤務時間を繰り上げまたは繰り下げてもらっている
・勤務時間を短縮してもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・その他 入社前に障害者職業能力開発校に通っていた。

苦労したこと:
・視覚障害というだけで就職先がなかなか見つからなかった
・急速な視機能の低下に、自分の気持ちがついていけなかった
・自分でもどうしたらよいのかわからなかった
・システム上の問題でテレワークを認めてもらえなかった

有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・訓練施設による支援
・支援機器に対する各種助成金、無償貸出制度の利用
・職場関係者による支援
・家族による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
1.自身の視覚障害に折り合いをつけること。
2.一人で考え込まずに周囲に相談すること。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
就労をするうえで大事なことは自分の障害とうまく付き合っていき、自分の都合ばかりにならず、周囲の環境も考えること。それが自身と社会と折り合いをつけることだと考えます。