東海在住 50代女性
身体障害者手帳等級: 1級
不自由を感じたのは: 20代
疾患名:網膜色素変性症
現在の見え方: 全盲
勤務先の業種: 商社・卸・小売業
職種: 事務職
具体的作業内容: 電話応対、勤怠管理
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし
視覚補助具:
・白杖
支援機器:
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・スマホ
人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・外部の業者によるサポート
環境上の配慮:
・エレベーターなど、職場までのアクセス上の配慮
・社内ネットワーク上の配慮(情報アクセシビリティ上の配慮など)
勤務時間・通勤の配慮:
・受けていない
訓練受講に際しての配慮:
・週末の休日または夜間を利用して自費で訓練を受けた
苦労したこと:
・中途で視力が低下したが、職場の配慮がなかなか得られなかった
・自分のやりたい仕事ができなくなった
・上司など、職場の人間関係がうまくいかなかった
・上司や同僚に自分の見え方をなかなか理解してもらえなかった
・職場のシステムの一部が音声PCではうまく動作しなかった
有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・タートルなど当事者団体による支援
・訓練施設による支援
・支援機器に対する各種助成金、無償貸出制度の利用
・職場関係者による支援
・家族による支援
<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
「ここは任せて」
「ここだけ助けて」
遠慮しないで配慮してほしいことを伝えること
どんな些細な仕事でも確実に続けること
自分の得意分野ではスペシャリストであること
<後に続く仲間に伝えたいこと>
自分がどうありたいか、手に入れたい未来に覚悟を持ち、人としての自分らしさを大切に、謙虚に真摯であること。あきらめたら終わり、継続は力なり。努力は裏切らない。目の前の人やことに丁寧に向き合ってきた日々が、今に繋がっていると感じます。2014年にタートルと出会い、夢のように生きる先輩に刺激を受け、大泣きした帰り道もありました。支え合える仲間の存在が本当に大きかった。一期一会に感謝、応援しています!

