首都圏在住 60代以上男性
身体障害者手帳等級: 2級
不自由を感じたのは: 30代
疾患名:緑内障、角膜疾患
現在の見え方: 不規則性視野狭窄、その他 右眼のみ 水疱性角膜症にて全盲
勤務先の業種: 製造業
職種: 技術職・研究職
具体的作業内容: 自動車部品製造における品質保証業務(パソコンでの文書とフローチャートの作成・プレゼンテーション・コンサルティング)
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: テレワークなし
視覚補助具:
・ルーペ・拡大鏡
・単眼鏡
・PC画面による調整(拡大・色反転など)
支援機器:
・拡大読書器
人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・通勤時のサポート
環境上の配慮:
・職場内の階段を見やすくする配慮、手すりの設置など
勤務時間・通勤の配慮:
・勤務時間を繰り上げまたは繰り下げてもらっている
訓練受講に際しての配慮:
・有給休暇を消化しながら訓練を受けた
苦労したこと:
・中途で視力が低下したが、職場の配慮がなかなか得られなかった
・急速な視機能の低下に、自分の気持ちがついていけなかった
・自分のやりたい仕事ができなくなった
・懸命に頑張っても効率が上がらず残業が増えて消耗した
・上司や同僚に自分の見え方をなかなか理解してもらえなかった
有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援
・タートルなど当事者団体による支援
・支援機器に対する各種助成金、無償貸出制度の利用
・家族による支援
<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
通勤は家族の協力で車で職場に送迎してもらった。休日に自宅で職場で出来なかった業務をしていた。 ラジオで耳から経済や時事問題を得ていた。職場の同僚とのコミュニケーションを良くして、書類の読み上げ等に協力をしてもらった。
<後に続く仲間に伝えたいこと>
就労を諦めず、工夫して働き続けることで、社会や人との繋がりを持ち続けられると感じる。前職を65歳まで勤め上げ、現在コンサル会社に再就職出来たのも、周囲のおかげだと感謝している。

