事例12

首都圏在住  50代男性

身体障害者手帳等級: 2級
不自由を感じたのは: 20代
疾患名:緑内障、網膜剥離
現在の見え方: 中心暗点

勤務先の業種: 製造業
職種: 事務職
具体的作業内容: 東京事業所管理部門の課長職。総務・人事・経理・秘書全般。事業所労務担当。衛生委員会、労使協議会事務局。
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: ときどきテレワーク

視覚補助具:
・白杖
・遮光眼鏡
・ルーペ・拡大鏡
・単眼鏡
・PC画面による調整(拡大・色反転など)

支援機器:
・拡大読書器
・大画面のPCモニター
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・PC画面拡大ソフト
・OCRソフト

人的支援の状況:
・周囲の同僚によるナチュラルサポート
・昼食・休憩時のサポート

環境上の配慮:
・レイアウトの配慮

勤務時間・通勤の配慮:
・受けていない

訓練受講に際しての配慮:
・研修扱いまたは公務扱い・職務免除扱い、特別休暇扱いで受けさせてもらった
・週末の休日または夜間を利用して自費で訓練を受けた

苦労したこと:
・上司や同僚に自分の見え方をなかなか理解してもらえなかった

有用だったこと:
・眼科医・視能訓練士による助言・支援、タートルなど当事者団体による支援
・訓練施設による支援
・ジョブコーチなど、障害者職業センターによる支援
・支援機器に対する各種助成金、無償貸出制度の利用
・支援機器・ソフトウエアなどの販売業者による支援
・職場関係者による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
感謝の気持ち。「あせらず・あわてず・あきらめず」。自身を大切にする。多方面から物事を考える。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
まずは自分を大切に。謙虚は大事だが、卑下しない。周囲への感謝の気持ちを忘れない。今、自分の課題に集中する。