事例8

東海在住  40代男性

身体障害者手帳等級: 1級
不自由を感じたのは: 30代
疾患名:緑内障
現在の見え方: 全盲

勤務先の業種: 製造業
職種: 事務職
具体的作業内容: データの加工作業
雇用形態:正規社員(職員)
テレワークの状況: 完全にテレワーク

視覚補助具:
・白杖

支援機器:
・PC画面読上げソフト(スクリーンリーダー)
・OCRソフト
・スマホ

人的支援の状況:
・サポートは受けていない

環境上の配慮:
・受けていない

勤務時間・通勤の配慮:
・テレワークを増やしてもらっている

訓練受講に際しての配慮:
・有給休暇を消化しながら訓練を受けた

苦労したこと:
・中途で視力が低下したが、職場の配慮がなかなか得られなかった

有用だったこと:
・タートルなど当事者団体による支援
・ジョブコーチなど、障害者職業センターによる支援
・支援機器に対する各種助成金、無償貸出制度の利用
・職場関係者による支援
・家族による支援

<働き続ける上で、工夫していること、心掛けていること>
見え方の度合いによって、活用できる機器や支援を利用していくことが、仕事だけでなく生活する上で大事だと感じています。人間関係は、特に気を配っているつもりです。支援や配慮が必要な状況で働き続けるには、周りの方々の協力や理解が大事。見えにくくなったことで、特に感じたことです。

<後に続く仲間に伝えたいこと>
何事も恐れず、あきらめないでください。見えにくい、見えづらいことからくる不安や不満など視力が低下していくことで、できることができなくなります。そんな中でもできる事を探し、一歩ずつ、今できることを増やしていくことが、これからの生きる力になると思っています。